建設DXとは
建設DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、
建設業界におけるデジタル変革を意味する造語であり、進化したデジタル技術を浸透させ、データを活用することで建設産業そのものの在り方を根本から改革的に変えることと定義されています。
弊社では、国土交通省が提唱するi-Consutructionや2023年に原則化となる『BIM/CIM化』について積極的に導入しております。そのほか独自の視点に基づき、当社が考える建設DXを下記のとおりまとめてみました。
今後、ICT技術の普及により、更なる進化が必要となるでしょうが、弊社では3年後(2024年)に現在の目標が達成できることを目指し取り組んでいきます。
オフィスにて全ての現場の一元管理を図る
当社による地形測量の特徴
郷土建設藤村組では、建設現場全体を把握するのが困難な広い現場でも簡単にドローンを飛ばし、すぐにその場で確認できるドローンを利用します。自動で離着陸でき、事前準備の標定点や検証点が不要。更に点群データから高速で不要物除去処理を行うことができるため、日々変化する現場を常に管理することが可能です。
特に災害時などですぐに現地の状況が知りたい場合に有効です。
主な特徴
- 離陸・飛行・着陸がボタン1つで、自動飛行
- 標定点および検証点の設置が不要
- EgeBox自体がGNSS・補正情報受信 どこでも設置可能
- 点群データ作成から不要点除去処理までEdgeBoxが高速処理
当社による現場管理の特徴
ドローンによって得た3次元点群データを利用したデジタル現場にて、他社製品の施工検討から工事完了までを3Dで繋げる基幹的アプリケーションを使用し、日々管理します。
主な特徴
- 3D地形・計測ビューアを確認できる
- 現状地形と完成地形の比較により掘削および盛土量を算出できる
- 各アプリケーションとの連携をすることが可能
- オルソ画像を利用して施工範囲等の面積等の測定が可能
当社によるICT建機施工の特徴
工事の大小問わず、どの現場であってもICT建機を活用することで、現場全体で3D施工を実現することを目標としている。
主な取り組み
- 所有するICT建機をフル稼働できるよう、常に新しい使用方法を模索し、試行
- ICT建機の能力を最大限に発揮できるように、改善改良を徹底する
- ICT建機による施工でしかできないような施工方法の模索と試行
弊社所有ICT建機(3Dマシンコントロール)
計4台のICT建機をフル稼働できるよう常に新たな施工に『チャレンジ』します。
当社における動態管理の特徴
専用アプリケーションを活用して、スマホの位置情報および専用デバイスを利用した工事車両の『見える化』をおこない、作業の効率化を図ります。
主な特徴
- 動態管理(施工現場全体の状況把握)が可能となる
- 走行履歴(位置、方向、速度の確認)が簡単にできる
- 運行経路の周知や危険箇所の注意喚起を徹底することが可能
- 他社製品の別のアプリケーションとの連携が可能である
ICT技術による残土搬出ダンプの動態管理の『見える化』
1. 動態管理(施工現場全体の状況把握を共有)
2. 走向履歴(位置、方向、速度の確認)
ダンプトラックの正確な走向履歴を保存できる
- 位置、方向、速度の確認
- 車両ごとに走向履歴を確認
- 速度グラフの印刷・走行履歴のCSV出力が可能