オフィスに設置している神代欅について
神代欅によるオブジェクトとパーテーションの設置
当社のエントランスと応接室に神代欅によるオブジェクトとパーテーションを設置しております。
神代欅とは、数百年の長い期間、地中に埋まり保存された状態で、地中の成分などの作用により変色した欅のことを言います。特に欅の色が、緑色を帯びた灰色で、欅本来の茶褐色と混じり合い、人工的には表現できない深みのある色をしているのが特徴です。
本来であれば、朽ちて土に還るはずの欅が、何だかの要因で、地中に埋もれ、それから更に何百年の時を経て腐らずに眠っていた大変希少な欅となります。
当社にある神代欅は、平成十年旧東頸城郡牧村大字切光集落の道路新設工事において、工事施工者であった当社の当時の代表取締役社長の藤村 博俊により発見されました。
その後、年代鑑定等の調査を依頼した結果、放射線炭素年代測定法による鑑定結果と牧村史より、天和元年(1681年・江戸時代)にこの地域にて発生した大規模地滑りにより、地中に埋没したものであることが判明しました。そのため、約三百二十年もの間、埋もれていたと推定されます。
鑑定結果および前項にて説明したとおりの特徴が全て当てはまることから、この欅は『神代欅』と呼んで間違いないと認識しております。
また、欅の切り口の特徴から、当時の人達が石ノミ等で切断していたと推測することもできます。
大変希少な神代欅によるオブジェクトとパーテーション。当社を訪れる機会がありましたら、ぜひ御覧下さい。
投稿日|2022.06.01