オフィスチェアについて

スマートオフィス計画をおこなううえで、どうしても導入したかったことの一つに新しいオフィスチェアの購入がありました。ただし、今回の改築に当たり、予算的に余裕がなかったことから、スマートオフィスへの移行と同時に導入することができるかどうか非常に微妙なところでありました。そのため、スマートオフィスとしての機能に掛かる経費以外の部分を切り詰めていき、何とかオフィスチェアに掛かる費用を調達できることとなりました。

なぜオフィスチェアの新調にこだわったのかというと、まずは何といっても長時間のオフィスワークによる疲労を少しでも低減させてあげたいという思いが強かったからです。もちろん、当社は建設会社ですので、現場にて働くワーカーの作業環境を良くしてあげることが第一であり、最優先事項ではありますが、現場より帰ってきた技術者が、書類整理等の長時間のデスクワークをするにあたり、なるべく疲れなく集中して作業するには、人間工学にあったチェアが重要なのではと考え、オフィスにて働く従業員の意見を聞き、導入することを決定しました。

オフィスチェア導入にあたり、様々なメーカーよりサンプルを持ってきて頂き、試してみたところ、全員一致で、コクヨの『ミトラ2』というチェアを選ぶことになりました。

ミトラ2の特徴についてですが、まずは座り心地の良さです。デザインも重要なポイントでしたが、やはり、この座り心地が最大のポイントでありました。また、オートフィットシンクロロッキング機構と言われるものがあり、座る人の体重に合わせてロッキング強度を自動調整してくれる機能を有しているのに加え、自分の好みに応じて5段階による調整もできる機能となっています。更にポスチャーサポートシートという機能により、骨盤の前滑りを防止してくれるため、安定した姿勢の保持ができるように工夫されています。それから、デザインからも分かるように身体の曲線に沿わせた適切なカーブ形状により、体圧が分散され、快適な座り心地となるような仕様となっています。そのため、これらの機能を有したミトラ2の導入により、当初の目的であった長時間のデスクワークや集中して細かな作業にも取り組めるのに最適であると思われるため、オフィスワークによる疲労低減に繋がるなと思いました。


こうしてミトラ2を導入することとなったのですが、最後に困ったのが色でした。一人一人好きな色としても良いなと思ったのですが、オフィス全体の統一感がなくなってしまうことから取りやめ、グループごとに色を変えようかなとも考えたのですが、やはりこちら案も全体の統一感がなくなることから違うなと思い、悩みに悩んで、オフィスワーカー全員によるアンケートを3回ほどおこなって、色を絞り、ようやく決定することができました。

オフィスに当たり前のようにあるチェアですし、なかなか光の当たらない部分ではあります。ただあれば良いと思われるかもしれませんが、スマートオフィスと同様に、オフィスにて働くワーカーが快適に仕事に集中できるようにと、数あるメーカーの数あるチェアより選んだ、こだわりのチェアとして購入に至っています。

導入後の反応は、凄く座り心地が良くて、疲れが低減されたなど、オフィスワーカーから高評価を頂いています。そんな声を女子や技術者より聴くことができたので、私自身は非常に満足しております。

今後、この効果が様々なところで普及していくことに期待しています。（笑）